【劇評】一撃離脱劇場『ザ・一撃離脱ショウ』 ピカデリーショートミュージアムより

ピカデリー・ショート・ミュージアム in 2016 サマー

 

今年で3回目を迎える、短編演劇祭。

今年は4つの短編演劇と特別公演と銘打って高校演劇が1公演行われた。

 

このピカデリー・ショート・ミュージアムは、秋の「まつもと演劇祭」と並んで小劇場演劇の二大祭典ともいえるイベントである。

当地区で活躍している劇団のみならず、長野や上田の劇団、ユニットが参加して30分という短い公演時間を使って精一杯表現しようという試み。

 

一撃離脱劇場「ザ・一撃離脱ショウ」~慣れないことをやるので大目にみてやってください~

 

上田の劇団「モカイコZ」のユニットと言うか、覆面団体。

見知らぬ部屋に閉じ込めらた三人に、脱出するためのネタを命じる謎の演出家「ピカショウ」。

 

彼らはピカショウの指示のもと様々なタイトルと最初のセリフからなる「インプロ」を演じる。
インプロと言うと、難しく聞こえるがいわゆる即興芝居。

お題とネタをもらってその場で物語を作っていくというもの。

 

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全体の構成が三人をインプロに挑戦させる大枠として「閉じ込められた部屋」とその主「ピカショウ」という謎の人物を添えたことにより、機能させている。

 

この手の即興物の常としてどうしても物語が展開せずに堂々巡りになったり、非難合戦になったりするものだが、それを「ピカショウ」という謎の存在が適時救っている。

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またセリフBOXと言う箱に入っているセリフの書いた紙を困ったら拾って良いルールにより、変化を付けていた。
とにかく観て面白いのは即興ならでは。

本人たちが苦しんでいることが伝われば伝わるほど笑いが起こる。

これこそがインプロ醍醐味と言おうか?

 

ピカショウの声を演じていた演劇裁縫室ミシンの代表岩崎のセンスが光る。

 

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(ピカデリーホール客席より)

 

 

【作品名】一撃離脱劇場『ザ・一撃離脱ショウ』 ~慣れないことをやるので大目にみてやってください~(ピカデリー・ショート・ミュージアム2016サマー)

【上演日】2016年7月17日

【企画協力】劇団モカイコZ

【出演】有賀慎之助、篠原拓夢、早渡知利

【上演時間】30分

 

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